口から内視鏡スコープを挿入して行う検査です。咽頭反射で苦しい思いをされることがないように、当院では静脈麻酔を使って 眠っている状態で受けて頂く無痛検査を行っています。咽頭反射が強い方や、以前受けた胃カメラ検査にトラウマがある場合にも楽に受けて頂けます。ただし、既往症などによっては静脈麻酔を用いた検査が出来ない可能性もありますので、まずは事前にご相談ください。

経口内視鏡のメリット

経鼻検査に用いるものより、太いスコープを使う事ができるため、ライトがとても明るく、より鮮明な画像による観察が可能です。精度の高い診断を比較的短時間に得ることができるため、リスクが高いケースで特に有効な方法です。静脈麻酔を行う事で痛みや苦痛を感じることなく検査を受けることができます。また、通常より細いスコープを用いて負担の少ない経口検査をする事も可能です。

経口内視鏡のデメリット

• 経鼻内視鏡と比べるとスクープが太く、苦痛を感じやすい。
• 咽頭・喉頭（のど）の観察に関しては経鼻内視鏡の方が観察しやすい。

鼻から内視鏡スコープを挿入して行う検査です。経鼻検査では直径5mmの超極細のスコープを使用します。これは経口検査で用いられるスコープよりもかなり細く、鼻からの挿入がとてもスムーズです。経鼻検査では局所麻酔だけで苦痛や不快感のない検査が実施できるので、 お体への負担も軽減できます。

経鼻内視鏡のメリット

咽頭反射の強い方でも楽に受けられます。極細の内視鏡スコープを用いるため、検査中の違和感も軽減できます。検査中、気になる事があればその場で医師との会話が可能です。

経鼻内視鏡のデメリット

鼻腔が極端に狭い、あるいは鼻に重い 疾患がある ケースでは行えない事があります。内視鏡スコープが細いため、経口検査と比較すると検査所要時間が少しだけ長くなります。